施工注意点:ケース01
CONSTRUCTION GUIDELINE
【経年劣化端末】施工中に浮き出る「広範囲の白いモヤ」
発生メカニズムと施工前確認について
長期間使用されたスマートフォンでは、施工後に画面中央が白く濁る現象が発生するケースがあります。
この現象は施工前には視認しづらく、コーティング剤塗布後に初めて浮き出るため、現場で非常にトラブルになりやすい事例です。
【事例写真】施工後に浮き出た剥離跡(中央の白濁)
※施工後に中央が白く濁るケースが発生しています
原因は端末自体の「初期フッ素・撥油コーティングの経年劣化や剥離」であり、施工ミスではありません。
⚠️
発生しやすい端末の特徴
1. 長期間使用された端末
1年以上使用された端末では、初期コーティングが摩耗している場合があります。
1年以上使用された端末では、初期コーティングが摩耗している場合があります。
2. ゲーム等で酷使された端末
指が頻繁に触れる中央部分のみ劣化が進行していることがあります。
指が頻繁に触れる中央部分のみ劣化が進行していることがあります。
3. IPA清掃歴が多い端末
過去のアルコール清掃により、部分的にフッ素が残っている場合があります。
過去のアルコール清掃により、部分的にフッ素が残っている場合があります。
4. 施工前は綺麗に見える
脱脂時は均一に見えるため、施工後に初めて白濁が浮き出るケースがあります。
脱脂時は均一に見えるため、施工後に初めて白濁が浮き出るケースがあります。
🔍 施工前の簡易確認方法
① 息チェック
- ガラス面に軽く息を吹きかける
- 曇りの出方・消え方を確認する
▶ 差がある場合: 表面状態が均一ではありません
② 水滴チェック
- 水を1滴垂らし、水玉の状態を確認する
- 大きさ・動きが均一かを見る
▶ 揃わない場合: 撥水・撥油状態に差があります
🧼 表面状態に差がある場合の対応
表面状態に差がある場合は、部分処理を行わず、全面を同条件でIPAクリーニングしてください。
- IPA(70〜90%)をクロスに含ませる(直噴しない)
- 軽い圧で一方向に全面清掃する
- クロスを交換し、同条件で2周目を行う
- 乾拭きで仕上げ後、再確認する
❌ 品質低下につながるNG行為
- ムラ箇所だけを部分的に清掃する
- 強い圧で擦る
- 汚れたクロスを使い回す
📌 最重要事項
一度浮き出たモヤは、施工前の状態へ戻すことはできません。
対象と思われる端末では、必ず施工前に画像を見せ、
事前説明・書面同意を徹底してください。
対象と思われる端末では、必ず施工前に画像を見せ、
事前説明・書面同意を徹底してください。